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【経営改善】資金繰り改善には2種類ある!「対症療法」と「本質改善」の違いを徹底解説
こんにちは。資金繰り本質改善コンサルタントの辻朋子です。
「毎月の支払いが不安で眠れない…」
「売上は上がっているはずなのに、なぜか手元にお金が残らない」
そんな悩みを持つ経営者がまず知っておくべきなのが、資金繰り改善には「対症療法」と「本質改善」の2種類があるということです。
この違いを正しく理解し、適切に使い分けることが、お金の悩みから解放される唯一の道です。
今回は、その決定的な違いと「正しい取り組み方」を解説します。
1. 「対症療法」とは?(その場しのぎの改善)
対症療法とは、今まさに起きている「資金不足」という現象を、一時的に解消するための手段です。
【具体的なアクション】
・金融機関から新たな融資を受ける
・借入返済や、取引先に対する支払いを先延ばしにする(リスケジュール)
・手持ちの資産を売却して現金を作る
【メリット】
即効性がある: 数日、数週間で現金を確保でき、目の前の倒産危機を回避できる。
【デメリット】
・根本解決にならない
「お金が減る原因」はそのままなので、時間が経てばまた同じ状況に陥る
・中毒性がある
借入でしのぐ癖がつくと、借金だけが膨らみ続け、最終的に首が回らなくなる
いわば、「底に穴が空いたバケツに、一生懸命水を注ぎ足している状態」です。
穴が空いた状態で、どれだけ水を注いでも、いずれ足りなくなってしまうのは火を見るよりも明らかです。
また、注ぐ水(融資)がなくなれば、バケツはすぐに空になってしまいます。
2. 「本質改善」とは?(お金が残る仕組み作り)
本質改善とは、資金繰りが悪化している「根本的な原因」を特定し、自然にお金が残る体質に変えることです。
【具体的なアクション】
・固定費の削減(止血)
無駄な支出を徹底的に排除し、バケツの穴を塞ぐ。
・サイトの見直し(サイクルの適正化)
「入金は早く、支払いは遅く」という経営の鉄則を仕組み化する。
・どんぶり勘定の卒業(予測)
「なんとなく」を捨て、数字に基づいた先読み経営を行う。
【メリット】
・自立した経営ができる: 借入に頼らなくても、自社の力でお金が回るようになる。
・心の平穏が手に入る: 先々の資金状況が見えるため、支払いの不安で眠れない夜がなくなる。
【デメリット】
・即効性がない: 仕組みを変えて効果が出るまでに、一定の時間がかかる。
・痛みを伴う: これまでの経営スタイルを見直す、経営者自身の覚悟と努力が必要。
こちらは、「バケツの底の穴を塞ぎ、水が漏れ過ぎないようにして、少しの水でも溢れる状態にする」ことです。
一度穴を塞いでしまえば、水を注ぐ努力は最小限で済みます。
ただし、バケツの穴は空きやすく、大きくなりやすいため、定期メンテナンスが必要です。
3. 【重要】サイト変更を行う際の注意点
本質改善の中でも、特に「サイト(回収・支払条件)の見直し」は劇的な効果がありますが、実行には細心の注意が必要です。
なぜなら、既存の取引先に対して「明日から入金を早くして欲しい」「支払いを遅くして欲しい」といきなり申し出ることは「あの会社、資金繰りが相当苦しいのか?」という疑念を抱かせ、信頼関係を損なうリスクがあるからです。
・まずは新規取引から
これから始まる契約から、自社に有利な条件を提案できるようにします。
・既存先には慎重な交渉を
契約更新のタイミングを見計らったり、相手にもメリットがある提案を検討します。
(戦略的なアプローチが不可欠)
【もっと詳しく知りたい方へ】
既存の取引先との信頼を壊さず、スムーズに条件交渉を進めるための具体的な「方法」や「交渉のステップ」については、私の無料メールセミナーで事例を交えて詳しく解説しています。
4. まとめ:対症療法を「使いながら」本質改善へシフトする
最後に、最も大切なことをお伝えします。
それは、「明日から対症療法を一切やめて、本質改善一本にする!」といった極端な舵取りは危険だということです。
本質改善は、効果が出るまでに時間と労力がかかります。
無理に、本質改善だけに取り組もうとすると、改善の途中で資金がショートし、倒産リスクを招きかねません。
大事なのは、以下の3つのステップです。
1.対症療法で「命(会社)」を繋ぐ
必要な融資は受け、資金ショートを回避して、まずは会社を確実に残す。
2.並行して「本質改善」をスタートして「お金の構造」を整える
繋いだ時間を使って、固定費の削減やサイトの見直しをして、バケツの穴を確実に塞いでいく。
3.対症療法から卒業する
自走できる仕組みが整ったら、徐々に借入に頼らない経営へ移行する。
絶対に避けてほしいのは、「対症療法のみ」で場当たり的に会社を回し続けること。
なぜなら、対症療法だけの改善では、いつまでたっても「借入に依存しない会社」「お金が残る会社」に方向転換できないからです。
「今はまだ対症療法が必要。でも、必ず本質改善へ繋げていく」
この強い意志を持って、2つの改善法を上手に使い分けながら、一歩ずつ、コツコツと強い会社を作っていきましょう。
成功の道はたった2つ。それはコツコツ。(イエローハット創業者、鍵山秀三郎氏のお言葉)
【著者プロフィール】
辻 朋子(つじ ともこ)
株式会社スマップス 代表取締役/資金繰り本質改善コンサルタント
35年間にわたり、税理士事務所の実務やコンサルティング、そして大好きなゴルフを通じて交流を深め、1,000人を超える経営者の「生の声」と「経営の実態」に真剣に向き合ってきた現場のエキスパート。
39歳で独立以来、「理論上の正論」ではなく「どうすれば本当にお金が残るのか?」という現場の真実を一貫して追求。
独自の「お金が残るバケツ理論」に基づいた本質改善メソッドは、YouTubeを通じて全国の経営者から「これこそが知りたかったことだ」と圧倒的な支持を得ている。
現場の「答え合わせ」を繰り返しながら磨き上げた、今の時代に通用する「会社を一生守り抜く仕組み」を伝えるパートナーとして活動中。
好きな言葉:事実は1つ。解釈は2つ。
お金の悩みから解放され、前向きに経営を楽しめる経営者を一人でも増やすことが私の使命。
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