Blogブログ「予定」だけで終わっていませんか?お金が残る会社が実践する「資金繰り表」の正しい使い方

2026/04/20 (月)
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「予定」だけで終わっていませんか?
お金が残る会社が実践する「資金繰り表」の正しい使い方

 

こんにちは。資金繰り本質改善コンサルタントの辻朋子です。

 

今回、資金繰り表の正しい使い方についてお話しします。

 

なぜこのブログを書こうと思ったのか。

 

それは、私のところに相談に来られる経営者の方の実に9割が、資金繰り表を正しく使っていないことを日々、目の当たりにしているからです。

 

では、資金繰り表の「正しい使い方」とはどういうものなのか?

 

結論から言えば、以下の2つをセットで行うことです。

 

・「予定欄」で資金ショートを防ぎ、管理の甘さを自覚すること

・「実績欄」で、自社の「お金の構造」を確認すること

 

多くの経営者は「予定」を書くだけで終わってしまい、会社にお金を残すための「実績」活用ができていません。

 

今日は、なぜ多くの方が正しい使い方に辿り着けないのか、その理由と、会社にお金を残すための「本当の使い方」の核心をお伝えします。

 

1. 「資金調達のため」だけだと思っていませんか?

「資金繰り表は何のために作りますか?」と聞くと、多くの方がこう答えます。

 

「資金ショートを防ぐため」

「足りない時にいち早く銀行融資に動くため」

 

もちろん、これらは会社を潰さないための「守り」として欠かせません。

 

しかし、単なる「予測」や「調達の準備」のためだけの道具だと思っているうちは、いつまで経っても資金繰りの悩みから解放されることはありません。

 

2. 正しい使い方ができない「最大の理由」は雛形にあり

なぜ、多くの方が正しい使い方に辿り着けないのでしょうか。

 

大きな理由は「使っている雛形(フォーマット)が分析用になっていない」ことです。

 

多くの方が使っているオリジナルの表やテンプレートは「入って、出て、残高がいくら」という単なる残高確認が目的です。

 

しかし、経営を改善するための「正しい雛形」には、絶対に欠かせない要素があります。

 

それは、お金の出入りが以下の「3つのカテゴリー」に分かれていることです。

 

・経常収支(本業によるお金の動き)

・経常外収支(本業以外、設備投資など)

・財務収支(借入や返済など)

 

そもそもこの分類ができておらず、さらに「実績欄」もない表を使っているとしたら、あなたの会社の「お金の構造」のどこに問題があるのか、本当の理由は絶対に見えてきません。

3. 実績欄で「お金の足取り」を確認する

月が変わったら、必ず実績を記入します。

 

ここで大切なのが、予定と実績を「正しく使い分ける」ことです。

 

まず、予定と実績を比較して「どこがズレたのか」を確認します。

 

これにより、自分自身の資金管理の甘さを自覚し、次の精度向上に活かしていきます。

 

さらに重要なのが、実績欄を使って「お金の足取り」を確認することです。

 

「なぜお金が足りなくなるのか?」その原因を突き止めるには、お金がどこから入って、どこへ消えていったのか、その「足取り」を正確に追いかけ「お金の構造」を丸裸にしなければなりません。

 

私の講座で、実績のみを徹底的に分析する専用の「本質改善シート」を用意しているのも、まさにこの足取りを直視するため。

 

予定という「願望」を取り除き、事実にのみ着目して初めて、自社の本当の姿が見えてくるのです。

 

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4. バケツの穴を知ることが「本質改善」への第一歩

私はいつも、会社の財務状態をバケツに例えてお話ししています。

 

これを私は「お金のバケツ理論」と呼んでいます。

 

蛇口から入ってくるお水が「収入」です。

 

そして、バケツには最初からいくつかの「穴」が開いていて、そこから漏れ出ていくお水が「支出」です。

 

経営の理想は、蛇口から入ってくる水をしっかりバケツに貯めること。

 

しかし、入ってくる水以上に「穴」から出ていく水の方が多ければ、当然バケツにお金は貯まりません。

 

多くの会社では、足りなくなった水を補うために、外から「借り入れ」というお水を注ぎ込みますが、これでは穴が開いたままなので、またすぐにお水は減ってしまいます。

 

事業を運営する以上、必要な穴(経費)は必ずあります。

 

問題なのは、実績からお金の足取りを確認したときに「本来必要のない穴が開いていないか?」「一つひとつの穴が大きすぎないか?」という、「お金の構造」の歪みに気づけるかどうかです。

 

足取りを追って自社の構造(バケツの穴の状態)を正しく把握することで、ただお金を借りてしのぐような「対症療法」ではなく、お金が残る体質へ変える「本質改善」ができるようになるのです。

 

まとめ:今日から「正しい雛形」で「正しい運用」を

資金繰り表は、単なる事務作業ではなく「経営判断の羅針盤」です。

 

そして、その羅針盤を正しく機能させるためには、「正しい雛形」を使うことが絶対条件です。

 

・お金の出入りが「3つのカテゴリー」に分かれていること

・「予定欄」と「実績欄」の両方が備わっていること

 

この雛形を使い、予定でズレを確認して精度を上げ、実績でお金の足取りを確認してバケツの穴の状態(お金の構造)を把握する。

 

この運用こそが、会社にお金を残すための唯一の道です。

 

「自分の表には実績欄がない」という方は、ぜひ私が推奨しているフォーマットを使ってみてください。

 

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詳細はブログでご案内していますので、ぜひダウンロードしてご活用くださいね。

 

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まずは、正しい資金繰り表を作成することから、あなたの会社の未来を守る一歩を踏み出してみませんか?

 

応援しています!

 

 


 

【著者プロフィール】

辻 朋子(つじ ともこ)

株式会社スマップス 代表取締役/資金繰り本質改善コンサルタント

35年間にわたり、税理士事務所の実務やコンサルティング、そして大好きなゴルフを通じて交流を深め、1,000人を超える経営者の「生の声」と「経営の実態」に真剣に向き合ってきた現場のエキスパート。

39歳で独立以来、「理論上の正論」ではなく「どうすれば本当にお金が残るのか?」という現場の真実を一貫して追求。

独自の「お金が残るバケツ理論」に基づいた本質改善メソッドは、YouTubeを通じて全国の経営者から「これこそが知りたかったことだ」と圧倒的な支持を得ている。

現場の「答え合わせ」を繰り返しながら磨き上げた、今の時代に通用する「会社を一生守り抜く仕組み」を伝えるパートナーとして活動中。

 

好きな言葉:事実は1つ。解釈は2つ。

お金の悩みから解放され、前向きに経営を楽しめる経営者を一人でも増やすことが私の使命。

 

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