Blogブログ「利益はあるのにお金がなくて、にっちもさっちもいかない」3年前に出ていた“沈黙のサイン”を見逃していませんか?
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こんにちは。資金繰り本質改善コンサルタントの辻朋子です。
「もう、どこからも借りられない。にっちもさっちもいかなくなったんです……」
絞り出すような声でそうおっしゃって、私の元へ駆け込んでこられた社長。
3期分の決算書をじっくり拝見した時、私はドキっとしました。
なぜなら、今から2年も前から、資金繰り悪化の「サイン」ははっきりと出ていたからです。
数字の上では、2年前からすでにお金が残らない体質に変わっていました。
しかし、社長は、今こうして資金繰りが厳しくなるまで、全く気づいていらっしゃいませんでした。
なぜ、これほどまでに明確な異変を見逃してしまったのでしょうか?
そこには、多くの中小企業経営者が陥っている「3つの死角」がありました。
1. 「資金繰り表」という鏡を持っていなかった
最大の問題は、資金繰り表をつけていなかったことです。
「通帳の残高を見ていれば大丈夫」と思われがちです。
しかし残高という「結果」だけを見ていても、そこに至るまでのお金の流れ(プロセス)は全く見えてきません。
資金繰り表という「鏡」がなければ、自社のキャッシュフローがいつ、どこで、どのように悪化し始めたのかという客観的な事実を知る術がありません。
2年前から始まっていた「小さな異変」は、プロセスを可視化してはじめて浮き彫りになるものだったのです。
2. 「月次」を作らないという放置
「1年が終わって、決算書が出るまで、儲かっているかどうかがわからない」
これでは、1年前の健康診断の結果を見て、今の健康状態を過信しているのと同じです。
「売上高が増えているのか?減っているのか?」
「利益率は上がっているのか?下がっているのか?」
毎月の「月次」を組んでいれば、2年前から始まっていたじわじわとした「お金の漏れ」や変化にもっと早く気づけたはずでした。
3. 「利益=お金」という最大の勘違い
「うちは黒字で利益も出ている。だからお金が足りないのは一時的なものだろう」
社長はそう信じていらっしゃったようです。
しかし、「利益」と「現金」は別物です。
「利益は出ているのに、なぜか通帳にお金が残らない」
この違和感を放置し、原因を突き止めなかったことが、サインを見逃した正体でもありました。
ここで、「たら、れば」の話をします。
経営の世界に「もし、~だったら」という話は禁句かもしれませんがあえて言ってしまうと…
「もし、2年前にこのサインに気づき、本質改善に動いていたら……」
今ごろこの会社は、お金が潤沢に残る経営へと生まれ変わり、社長が夜も眠れないほど資金繰りに頭を悩ませることはなかったはずです。
あくまで「たら、れば」の話ですが、現場に立つコンサルタントとして、これほど悔しいことはありません。
【厳しくなる前に「仕組み」で気づく】
結局のところ、資金繰りが厳しくなってから慌てて動き出すのではなく、事前にサインを感じ、感じたらすぐに「本質改善」に着手すること。
これがすべてです。
厳しくなってからでは、すでに手遅れというケースも決して少なくありません。
そのためには、精神論ではなく、サインに強制的に気づかせてくれる「仕組み」が必要です。
今回、この社長はスポット相談の結果を受け「二度と、サインを見逃したくない」と決断されました。
そして、まずは対症療法で会社をもたせることにしました。
また並行して私の「資金繰り表作成講座」で、一緒に「穴を塞ぐ本質改善」と「自らサインに気づく仕組み作り」をスタートします。
【原因(バケツの穴)さえわかれば、あとは塞ぐだけ】
現状を直視した社長の表情が、パッと明るく変わったのが印象的でした。
2年後のあなたを救えるのは、今の行動だけです
過去は変えられませんが、未来はいかようにも変えられます。
「あの時、仕組みを作っておいてよかった」と未来のあなたが笑えるように。
もし、あなたが今「なぜかお金が残らない」と少しでも感じているなら、それは2年後の危機を知らせるサインかもしれません。
手遅れになる前に、一度ぜひ「実績表」をつくって、現状(お金の構造)を確認することから始めてみませんか?
私が配布している「資金繰り表のひな型」は下記からダウンロードできます。
その「実績欄」を使って「お金の構造」の可視化にぜひチャレンジしてみてくださいね!
そして実績欄を埋めた後の分析法については「10日間無料メールセミナー」の中で解説しています。
「利益とお金は別物」についてもテーマとして取り上げています。
ぜひご活用くださいね。
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【著者プロフィール】
辻 朋子(つじ ともこ)
株式会社スマップス 代表取締役/資金繰り本質改善コンサルタント
35年間にわたり、税理士事務所の実務やコンサルティング、そして大好きなゴルフを通じて交流を深め、1,000人を超える経営者の「生の声」と「経営の実態」に真剣に向き合ってきた現場のエキスパート。
39歳で独立以来、「理論上の正論」ではなく「どうすれば本当にお金が残るのか?」という現場の真実を一貫して追求。
独自の「お金が残るバケツ理論」に基づいた本質改善メソッドは、YouTubeを通じて全国の経営者から「これこそが知りたかったことだ」と圧倒的な支持を得ている。
現場の「答え合わせ」を繰り返しながら磨き上げた、今の時代に通用する「会社を一生守り抜く仕組み」を伝えるパートナーとして活動中。
好きな言葉:事実は1つ。解釈は2つ。
お金の悩みから解放され、前向きに経営を楽しめる経営者を一人でも増やすことが私の使命。
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