Blogブログ資金繰り悪化のサインを絶対に見逃さない!毎月チェックすべき「たった一つの指標」とは?

2026/04/25 (土)
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こんにちは。資金繰り本質改善コンサルタントの辻朋子です。

 

資金繰りの悪化は、突然起こるのではなく、事前にサインが出ることが多いです。

 

そこで今回は、資金繰りが厳しくなる予兆を察知するための方法についてお話しします。

 

「利益は出ているはずなのに、なぜか手元にお金が残らない……」

「来月の支払いは大丈夫だろうか、と夜も眠れないことがある」

 

こうした不安を抱える経営者の方は少なくありません。

 

資金繰りショートを回避するために「予定表(予測)」を作成している方は多いですが、実はそれだけでは不十分です。

 

なぜなら、資金繰り悪化の「静かな予兆」は、予定表ではなく「実績」の中にこそ現れるからです。

 

1. 「予定」で満足していませんか?

 

資金繰り管理において、資金ショートを防ぐための「予定」は命綱です。

 

しかし、多くの経営現場で目にするのが「予定を立てて満足してしまい、実績の検証がおろそかになっている」ケースです。

 

予定はあくまで「目標」や「見込み」に過ぎません。

 

一方で、「実績」は嘘をつかない現実です。

 

予定以上に実績を正しく記録し、その中身を分析すること。

 

これこそが、資金繰りの異変をいち早く察知するための唯一の方法です。

 

 

2. 現実を数値化する「経常収支比率」

 

実績表を完成させたら、必ず確認してほしい指標があります。

 

それが「経常収支比率」です。

 

経常収支比率とは、「本業の収入で、本業の支出をどれだけ賄えているか」を示す、いわば会社の健康診断数値です。

 

【計算式】経常収支比率=経常収入÷経常支出

 

たとえば、ある月の実績が以下のようだったとします。

 

経常収入(売上などの入金): 600万円

経常支出(仕入・経費などの支出): 500万円

 

この場合の経常収支比率は、120%(600万円÷500万円×100)となります。

 

「収入>支出」、つまり本業の収入が、本業の支出を上回っていると、100%を超えるわけです

 

一方、100%未満の場合は、収入よりも支出の方が多いということになります。

 

 

3. 「点」ではなく「線」で見る。異常な変化に気づく力

 

もちろん、ビジネスには波があります。

 

仕入れの支払いが重なる月もあれば、入金がズレる月もあるでしょう。

 

月によって数値が増減するのは当然のことです。

 

しかし、毎月欠かさずチェックしていると、「いつもの増減」とは違う「異常な変化」に気づけるようになります。

 

・「今月の低下は、いつもの季節要因か? それとも何かがおかしいのか?」

・「たとえ100%を超えていても、先月より明らかに数値が下がっていないか?」

 

単発の数字(点)ではなく、毎月の推移(線)を追う。

 

この習慣がある経営者だけが、バケツに空いた「小さな穴」が大きくなる前に、いち早く気づき手を打つことができるのです。

 

4. なぜ「早期発見」が命運を分けるのか

 

資金繰りの改善は、病気の治療と同じです。

 

「早期発見、早期治療」

 

早く気づけば気づくほど、元の健康な状態に戻るのも早いです。

 

・予兆に早く気づけた場合

 

打てる手(選択肢)はたくさんあります。

 

経費の見直し、入金サイクルの調整、商品構成の変更など、自社の努力でコントロールできる「本質改善」が可能です。

 

・気づきが遅れてしまった場合

 

もとに戻すために膨大な時間と労力がかかります。

 

対症療法をしながら、本質改善に取り組まざるを得なくなり、根本的に改善するのに時間を要します。

 

また選択肢は「銀行融資」や「資産売却」など非常に限られたものになり、経営の自由度が奪われてしまいます。

 

「予定」では回るはずだと思っていても、実績値が低下しているなら、そこには必ず理由があります。

 

実績を見ずに予定だけで回していると、こうした「じわじわと忍び寄る危機」に気づけません。

 

気づいたときには手遅れ……という事態を防ぐためのセンサーが、毎月の実績チェックなのです。

 

 

4.「何から手をつければいいか」と迷っているあなたへ】

 

「どんな表を使えばいいのか」「どこに何を書けばいいのか」と迷ってしまう方へ、私がコンサルティングの現場で実際に使用している「資金繰り表フォーマット」を無料でプレゼントしています。

 

このフォーマットには、今回お話しした「経常収支比率」を記入する専用の欄をあらかじめ設けています。

 

毎月、ご自身で実績の数字を拾い、経常収支比率を計算して、その欄を埋めてみてください。

 

自分の手で数字を書き込むその数分間が、経営の異変に気づき、バケツの穴を塞ぐための貴重な「対話の時間」になります。

 

[資金繰り表フォーマットのダウンロード・詳細はこちら]

 

 

5.まとめ「実績はあなたを守るセンサー」

 

予定表は「未来の事故」を防ぐためのもの。

 

実績表は「今の異変」を察知し、傾向を読み解くためのもの。

 

この両輪が揃って初めて、お金が残る経営体質への道が開けます。

 

まずは先月の実績を埋め、過去3ヶ月程度の「経常収支比率」の推移を確認してみることから始めてみませんか?

 

さらに深く「本質的な資金繰り改善」を学びたい方へ向けて、無料のメールセミナーも配信しています。

 

一生お金に困らない経営体質をつくるヒントを、ぜひ受け取ってください。

 

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【著者プロフィール】

辻 朋子(つじ ともこ)

株式会社スマップス 代表取締役/資金繰り本質改善コンサルタント

35年間にわたり、税理士事務所の実務やコンサルティング、そして大好きなゴルフを通じて交流を深め、1,000人を超える経営者の「生の声」と「経営の実態」に真剣に向き合ってきた現場のエキスパート。

39歳で独立以来、「理論上の正論」ではなく「どうすれば本当にお金が残るのか?」という現場の真実を一貫して追求。

独自の「お金が残るバケツ理論」に基づいた本質改善メソッドは、YouTubeを通じて全国の経営者から「これこそが知りたかったことだ」と圧倒的な支持を得ている。

現場の「答え合わせ」を繰り返しながら磨き上げた、今の時代に通用する「会社を一生守り抜く仕組み」を伝えるパートナーとして活動中。

 

好きな言葉:事実は1つ。解釈は2つ。

お金の悩みから解放され、前向きに経営を楽しめる経営者を一人でも増やすことが私の使命。

 

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