Blogブログ【絶対に黒字倒産を避けたい経営者へ】今すぐ「資金繰り実績表」を作るべき明確な理由
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こんにちは。資金繰り本質改善コンサルタントの辻朋子です。
「売上は順調に伸びているはずなのに、なぜか口座の残高が増えない…」
「黒字決算だったのに、来月の支払いに胃が痛む…」
ビジネスを積極的に拡大しようと走っている「攻め社長」ほど、実はこの陥し穴にハマりやすい傾向があります。
そう、いわゆる「黒字倒産」ですね。
もしあなたが
「絶対に黒字倒産だけは避けたい」
「手元のお金の不安から解放されて経営に専念したい」
と強く願うのであれば、今すぐ取り組むべきことがあります。
それは、「資金繰り実績表」の作成です。
資金繰り実績表とは、いわゆる資金繰り表ではありますが、多くの会社が作成している資金繰り予定表ではありません。
資金繰り予定表とは、資金ショートを防ぐために、未来の資金繰りの予測を立てるものです。
資金繰り実績表(実績資金繰り表)とは、過去のお金の動き(実績)を振り返り見える化するものです。
なぜ予測ではなく「実績」なのか?
どうして実績表を作るだけで黒字倒産の兆しがはっきり見えるようになるのか?
その理由と具体的なメカニズムを分かりやすく解説します。
なぜ「攻め社長」ほど黒字倒産に陥りやすいのか?
攻めの経営が得意な社長は、常に未来の売上や新しい投資に目が向いています。
それ自体は素晴らしい強みですが、決算書の「利益」と手元の「現金」は一致しないという現実があります。
(成長している会社、上昇トレンドの会社には多く見られる傾向です)
・売掛金の回収よりも先に、仕入れや人件費の支払いが来る
・事業拡大に伴い、在庫や設備投資で現金が先に出ていく
・借入金の「元本返済」は、損益計算書(P/L)の経費にはならない
利益が出ていても、手元の現金がゼロになった瞬間に会社は倒産します。
これが黒字倒産の恐ろしいところです。
なぜ「予測」ではなく「資金繰り実績表」なのか?
「資金繰り表なら、毎月将来の予測を作っているよ」とおっしゃる経営者もいるかもしれません。
しかし、黒字倒産を本気で防ぐために必要なのは、未来の「予測」以上に過去から現在までの「実績」の分析です。
多くの会社が「今月の予測」を立てますが、実績の検証をおろそかにしがちです。
しかし、実際の入出金データを正確に追った「資金繰り実績表」を作成することで、初めて自社のお金の構造が浮き彫りになります。
資金繰り実績表を作ることで得られる3つの効果
1.自社のお金の「構造(入出金のクセ)」が見える
資金繰り実績表をつくると、「どこからいくら入って、どこにいくら出ていっているのか」というお金の流れが可視化されます。
例えば、穴の開いたバケツにいくら水を注いでも水が溜まらないように、「自社のどこにお金の抜け穴(構造上の問題)があるのか」がはっきりと見えてきます。
2.黒字倒産の「兆し」が事前にキャッチできる
資金繰りが悪化するとき、必ず前兆があります。
「売上が上がっているのに、なぜか回収サイクルが伸びている」
「固定費の比率がじわじわと圧迫している」
こうした小さな変化や兆しは、感覚や損益計算書(P/L)だけでは見抜けません。
実績表で毎月の数値を追うことで、危険なサインをいち早く察知し、手遅れになる前に手を打つことができます。
3.感覚に頼らない「攻めの判断」ができる
お金の構造と残高の推移が正確に把握できていれば、
「いつ、いくらまでなら投資に回せるか」
「次の借入タイミングはいつか」
が根拠を持って判断できるようになります。
不安を抱えたままの攻めではなく、確信を持った攻めの経営が可能になります。
まとめ:今すぐ「自社のお金の現住所」を把握しよう
黒字倒産は、突然起こるものではありません。社長が「お金の構造」を見失っている間に、静かに進行していくものです。
対症療法的に融資を受けて乗り切る前に、まずは「資金繰り実績表」を作り、自社のお金の現状を正しく把握することから始めてみてください。
実績表によって自社のお金の流れが透明化されれば、黒字倒産の兆しは事前にはっきりと見渡せるようになります。
不安をなくし、安心して事業を拡大させるための強固な財務基盤を、今日から作っていきましょう。
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【著者プロフィール】
辻 朋子(つじ ともこ)
株式会社スマップス 代表取締役/資金繰り本質改善コンサルタント
35年以上にわたり1,000人を超える経営者の「生の声」と「経営の実態」に向き合ってきた現場のエキスパート。
売上が急拡大し利益が出ている会社でも「借入金があるから資金繰りが回っているだけ」という会社は非常に多いです。
そういう会社に対して「手元に残高があるうちに」「金融機関から融資が引っ張れるうちに」
資金繰りの本質改善を行うことを提唱しています。
そして、本業の収入の範囲内ですべての支払いと借入返済がまかなえる構造にして、
強い基盤をつくることをアドバイスしています。
「難しい経営数字がとにかくわかりやすい!」と好評のYouTubeも配信中。
経営者の「孤独な決断の答え合わせ相手(頼れる軍師)」として、独自メソッド「2つのバケツ理論」などを通じ、
絶対に黒字倒産させない「最強の守り」を固める伴走サポートを提供しています。
好きな言葉:事実は1つ。解釈は2つ。
数字とお金の不安から解放され、確信を持って「事業の成長と挑戦」を楽しめる社長を増やすことが私の使命。
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