Blogブログ黒字倒産を防ぐ!攻めの社長が月次で「一番最初に確認すべき」たった1つの重要指標
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損益計算書ばかり気にしていませんか?
会社が倒産するのは利益が出ない時ではなく、お金がなくなった時です。
このブログでは、経営者が毎月絶対確認すべき「現預金残高」のチェックポイントと、資金繰りのバケツの穴を見抜く方法を解説します。
こんにちは。資金繰り本質改善コンサルタントの辻朋子です。
月次決算の書類が上がってきた時、あなたは真っ先にどの数字を見ていますか?
多くの社長は、損益計算書(P/L)を開き、売上や利益の増減ばかりを確認してしまいがちです。
もちろん、業績の把握も大切です。
しかし、どれだけ利益が出ていても「会社が潰れるのは、お金がなくなった時」です。
だからこそ、私がサポートをしている会社や社長には、「月次が届いたら、まず一番最初に現預金残高の増減を確認してください」と徹底して実践していただいています。
攻めの経営を続ける社長こそ、最初に見るべきは利益ではなく「現預金残高が前月末と比べて増えているか?減っているか?」という事実なのです。
現預金の減少が続くのは「バケツに穴が空いている」サイン
現預金残高の追跡において重要なのは、単発の動きではなく「連続した変化」です。
・1ヶ月の減少:季節要因や大型仕入れなど、一時的なズレの可能性あり
・数ヶ月連続の減少:危険信号。 資金繰りのバケツに穴が空いている証拠
営業利益が出ていても預金が減り続けているなら、売掛金の回収漏れ、在庫の滞留、過度な設備投資、あるいは利益以上の借入金返済など、どこかでキャッシュが漏れ出しています。
なお、借入金の元本返済は損益計算書の経費には載らないため、利益が出ていてもキャッシュが減る非常に大きな要因となります。
このバケツの穴を放置すれば、あっという間に資金ショートの危機が訪れます。
残高チェックで注意すべき2つの「見かけ上の増減」
前月末との残高比較を行う際は、実質的なキャッシュの動きを正確に把握するために、以下の2点は考慮する必要があります。
・借入金の実行があった場合
借入を起こした月は当然ながら預金残高が増えますが、これは事業で稼いだお金ではありません。
借入による増加分を差し引いた、実質的なキャッシュの増減で判断することが必要です。
・月末が土日祝日の場合
社会保険料や取引先への支払いが月末口座振替に設定されている場合、月末が休日だと引き落としが翌月頭にズレ込みます。
そのため、一見すると当月末の預金が増えたように見えても、翌月初にすぐ引き落とされることを考慮して判断しなければなりません。
現預金が減り続けていると分かったら、今すぐ行うべきアクション
これらの特殊要因を除外してもなお現預金が減少傾向にある場合は、決して放置しないことが重要です。
まずはすぐに「資金繰り表」で原因を究明することです。
入金遅延なのか、無駄な経費なのか、あるいは返済負担が重すぎるのか、バケツの穴の正体をきちんと特定します。
原因を突き止めずに放置してしまうと、減ったキャッシュを補うために「場当たり的な借入」を繰り返す体質になってしまいます。
そうして借入に依存せざるを得なくなると、最終的には会社倒産への道を辿ることになることも…
まとめ:キャッシュファーストで攻めの経営を
守りが固まっていてこそ、リスクを取った「攻めの投資」が可能になります。
今月の月次報告が届いたら、まずは何よりも先に「前月末と比べて現預金残高が増えたか、減ったか」を確認してください。
もしバケツに穴が空いている兆候があれば、すぐに資金繰り表で原因を解明し、適切な対策を講じましょう。
「自社のバケツの穴がどこにあるのか分からない」
「自社に合った具体的な資金繰りのチェック体制を整えたい」
という社長のために、私のメインサービスである「資金繰りメールサポート」でお手伝いをしています。
現場でのリアルな数値をもとに、自社でお金を残し続ける体質作りを個別でサポートしていますので、本気で資金繰りを改善したい方はぜひご相談くださいね。
【著者プロフィール】
辻 朋子(つじ ともこ)
株式会社スマップス 代表取締役/資金繰り本質改善コンサルタント
35年以上にわたり1,000人を超える経営者の「生の声」と「経営の実態」に向き合ってきた現場のエキスパート。
売上が急拡大し利益が出ている会社でも「借入金があるから資金繰りが回っているだけ」という会社は非常に多いです。
そういう会社に対して「手元に残高があるうちに」「金融機関から融資が引っ張れるうちに」
資金繰りの本質改善を行うことを提唱しています。
そして、本業の収入の範囲内ですべての支払いと借入返済がまかなえる構造にして、
強い基盤をつくることをアドバイスしています。
「難しい経営数字がとにかくわかりやすい!」と好評のYouTubeも配信中。
経営者の「孤独な決断の答え合わせ相手(頼れる軍師)」として、独自メソッド「2つのバケツ理論」などを通じ、
絶対に黒字倒産させない「最強の守り」を固める伴走サポートを提供しています。
好きな言葉:事実は1つ。解釈は2つ。
数字とお金の不安から解放され、確信を持って「事業の成長と挑戦」を楽しめる社長を増やすことが私の使命。
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