Blogブログ【攻めの経営】自社の数字に満足していませんか?同業他社比較で気づく「本当の課題」と「比較の前提条件」

2026/09/02 (水)
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「うちの会社は、同業他社と比べてどうなのだろう?」

経営指導の現場で日々営者とマンツーマンでお話ししていると、自社の業績に満足し、知らず知らずのうちに「一人よがり」になってしまっているケースによく出会います。

自社の過去の数字だけを見て満足してしまっていて、同業他社の数字をチェックしない社長。

「うちは売上が伸びているから大丈夫」

「今期も利益が出ているから順調だ」

この状況は「勿体ないな~」と感じます。

なぜなら、自社をさらに成長させ、攻めの経営を加速させるためには「同業他社と数字を比較すること」も大切だからです。

 

 

なぜ、同業他社との比較が必要なのか?

自社単体の数字だけを見ていると、どうしても視野が狭くなります。

他社と比較することで初めて得られるメリットがあるのです。

例えば…

 

・自社の立ち位置(強み・弱み)が客観的にわかる

・業界水準と比べることで、隠れた課題や問題点が浮かび上がる

・感覚ではなく「根拠ある数字」に基づいた次の戦略が打てる

 

やはり客観的な自社の姿を知ることは、会社を成長、拡大させていくためにはとても重要ですね。

「井の中の蛙」にならないためにも…

そして、これが、経営課題を正確に把握するための第一歩です。

 

 

ただし!比較する前に必ず確認すべき「大切な前提条件」

同業他社との比較は非常に有効です。

しかし、ここで1つ、絶対に気をつけなければならない注意点があります。

それは…

「比較対象となる自社の決算書や月次試算表が、正しく処理されているか」

そもそも自社の数字の作り方が間違っていれば、他社と比較しても意味のある分析はできません。

私の「資金繰りメールサポート」に入会してくださった社長の例をご紹介します。

(社長には、実例としてご紹介することをご了承いただいています)

その社長は同業他社と数字を比較し、「うちは他社に比べてすごく粗利益率が高い。優秀だ」とおっしゃっていました。

しかし、私が決算書を細かく分析してみると…

本来「売上原価」に計上すべき費用が、「販売費及び一般管理費(販管費)」に混ざって処理されていたのです。

ということは、粗利益率が正しく計算されていないということですね。

売上原価に入れるべき経費が下(販管費)に移動していれば、見た目上の売上総利益(粗利益)は当然高くなります。

つまり、「粗利益率が高い」のではなく、「売上原価と販管費の分類が適切でなかっただけ」だったのです。

 

 

正しい比較を行うためにチェックすべきポイント 

同業他社と数字を比較し、真の課題を見つけるためには、まず自社の会計処理が以下の状態になっていることが前提となります。

 

1.売上原価と販管費が明確に区分されていること

   (現場でかかった原価と、管理部門などの経費が混同されていないか)

2.毎月・毎期の計上ルールが統一されていること

3.自社の試算表・決算書が、他社と比較できる正しい状態に整理されていること

 

 

正しい「土台」の上で比較し、次の一手を打ち込もう

同業他社と比較して自社の現在地を知ることは、経営課題を見つける上でとても重要です。

しかし、その土台となる自社の数字が歪んでいては、間違った判断をしてしまいかねません。

まずは、自社の月次試算表や決算書において「売上原価と販管費がごちゃ混ぜになっていないか」を一度チェックしてみてください。

私のこれまでの経験から、「ごちゃ混ぜ」になっている会社は決して少なくないです。

正しい会計処理という土台を整えた上で同業他社としっかり比較し、自社の本当の問題点や伸びしろを見つけ出していきましょう。

確かな数字の裏付けこそが、次なる「攻めの一手」を支える強力な武器になります。

ちなみに…

私の「資金繰りメールサポート」は、単に資金繰り相談だけでなく「決算書や月次が正しく処理されているか?」「本来、売上原価に入れるべき数字を、販管費に入れてしまっていないか?」などの診断とアドバイスもしています。

また処理の変更を税理士に依頼する際の、指示の仕方も伝授しています。

ご興味がある方は「資金繰りメールサポート」の詳細をご覧くださいね。

▶こちらです

 

 


 

【著者プロフィール】

辻 朋子(つじ ともこ)

株式会社スマップス 代表取締役/資金繰り本質改善コンサルタント

35年以上にわたり1,000人を超える経営者の「生の声」と「経営の実態」に向き合ってきた現場のエキスパート。

売上が急拡大し利益が出ている会社でも「借入金があるから資金繰りが回っているだけ」という会社は非常に多いです。

そういう会社に対して「手元に残高があるうちに」「金融機関から融資が引っ張れるうちに」

資金繰りの本質改善を行うことを提唱しています。

そして、本業の収入の範囲内ですべての支払いと借入返済がまかなえる構造にして、

強い基盤をつくることをアドバイスしています。

「難しい経営数字がとにかくわかりやすい!」と好評のYouTubeも配信中。

経営者の「孤独な決断の答え合わせ相手(頼れる軍師)」として、独自メソッド「2つのバケツ理論」などを通じ、

絶対に黒字倒産させない「最強の守り」を固める伴走サポートを提供しています。

 

好きな言葉:事実は1つ。解釈は2つ。

数字とお金の不安から解放され、確信を持って「事業の成長と挑戦」を楽しめる社長を増やすことが私の使命。

 

【孤独な決断に、確信を】

社長の「壁打ち相手」として伴走する、完全個別メールサポートの詳細は下記よりご確認いただけます。

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