Blogブログ「借金で首が回らない!」とならないために絶対守るべきこととは?
- 経営コラム
こんにちは。辻朋子です。
私はこれまで30年以上、中小企業の社長の相談相手という役割を担ってきました。
そしてさまざまなご相談事を受けてきたのですが…
その中でも結構多いのが借金で首が回らないというご相談です。
そういうときは必ず決算書を見せていただきます。
貸借対照表と損益計算書を見ながら、なぜ首が回らないのかについて根本的な原因をみつけるのです。
なぜならそこを絶たないと首が回らない状態は永遠に続くからです。
そして分析をすると多くの場合、やはり過剰債務になっていることです。
過剰債務とは、本来の会社の身の丈以上の借金をしてしまうこと。
例えば、自社で借金を返せる額の範囲で借金をしているなど…。
これは、個人の借金で考えるとわかりやすいと思います。
例えば、貯金100万円(資産は貯金のみ)、年収500万円の人が、1億円の借金をして毎月100万円の返済をする、という感じです。(極端ですが…)
それをけっこうやっている会社があるのです。
それでは毎月100万円の借金返済はできるわけないです。
その結果「借金で首が回らない」ということになってしまうのです。
ビジネスはお金が底をついたらそこで終わりです。
だからお金がショートしないように、利益を出してお金を生み出して、生み出したお金を上手に回していくことが重要です。
そのためにも、もし銀行や信金、公庫などの金融機関からお金を借りる場合は、返済できる範囲、つまりお金を生み出せる範囲で借金をすることが大事なのです。
お金を生み出せる範囲におさめておかないと、手元のお金はドンドン目減りしていきます。
「借金で首が回らない!」とならないために絶対守るべきこととは「いくらなら借金が返済できるか?」を計算して、その金額をベースに、借りるお金を決めることです。
金融機関に融資を申し込む際は「いくらまで借りれるか?」ではなく「いくらなら返せるか?」、つまり返済できる金額にフォーカスして借入額を決定することがとても重要です!
Contactお問い合わせ
サービスに関するご質問などお気軽にお問い合わせください。
営業時間 平日9:00~16:00