Blogブログ月次決算では、減価償却費は月割で計上しましょう!
2023/11/08 (水)
- 経営コラム
こんにちは。経営会計コンサルタントの辻朋子です。
サポートをしている会社の社長から、月次決算(月次試算表)に関するご質問をいただきました。
「月次を作成していくうえでのポイントがあったら教えてください」
そこで今回は、私がお伝えしたポイントの中から1つシェアしますのでぜひ参考にしてくださいね!
毎月試算表(月次決算、月次試算表)で見ている数字と、決算の数字が大きくずれた、なんていう経験はありませんか?
例えば、毎月の試算表上では利益が出ていて業績が良くなったと思っていたけれど、最後の決算で減価償却費を計上したら一気に赤字転落してしまったなど…。
そういう事態を防ぐために「月次決算では減価償却費は月割で計上しましょう!」とアドバイスをしています。
例えば、期首にある償却資産については、まず減価償却費の年額を計算します。
(自分で計算できない場合は税理士に計算してもらえばOKです!)
それを単純に12ヶ月で割って、減価償却費の概算月額として毎月月次に計上すれば良いのです。
経費が平準化するため、決算の時に利益が大幅に減ってしまったとか、赤字になってしまった、ということを防ぐことができますよね。
また事業期間の途中で購入したものがあったら、その分の概算月額を計算して追加すればOKです。
減価償却費の月割計上することで、月次決算の精度がより一層上がります。
そして会社経営における意思決定に大きく貢献してくれます。
ぜひやってみてくださいね!
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